着替えてけいちゃんの家を出ようとするアタシをけいちゃんは念を押すように抱き締めた。 まるで浮気するなよ。とでも言っているかのようだった。 浮気するもなにもアタシは最初からけいちゃんを想ったりしてない。 「じゃあ、行ってくるね?また連絡する」 「おう。連絡待ってるからな」 そっとアタシにキスをして玄関先から送るけいちゃんにアタシは手を振って、仕事場へ向かった。 けいちゃん家から仕事場までは歩いて15分。