夢の外へ

だから、カゲ“に”だったんだ。

「ったく、変なところでプライドが高いんだから。

わざわざオブラートに包む必要もあるまい」

千景は呆れながら言った。

「それと…」

「まだあかりから何かあるのか?」

私は首を横に振った。

「あかりさんじゃなくて、私から」

千景は首を傾げた。

「…ごめんね」

「何が?」

「パーティーのこと」

「台無しにしたことか?」

「それもあるけど…」

千景はわかったのか、
「刺されたことか?」
と、言った。

うなずいた。

「本当は、私が刺されるべきだったのに」

ポン

千景の手が頭のうえに乗った。