廉の部屋に着くと、廉はあたしをリビングのソファーに寝かせた。
荷物も近くに置く。
廉は寝てるあたしに寄り、頭を撫でる。
あたしはさっきの異物のせいで、まだふわふわしてる。
「士、なにされた?」
「…触られた…それだけだよ…?」
そっか。と少し安心したのか微笑む廉。
そのままあたしの頭を撫でる。
怖かっただろ?と悲しそうな顔をして。
廉は少し強張った顔をして、あたしに真面目に聞く。
多分異物のことだろうけど。
異物が体を蝕んでないか。多分そういうことだろう。
「楽になりたいか?」
廉は見てわかったみたい。
あたしの顔がやけに赤いこと。
息が結構上がってること。
ふわふわになってることも。
はっきり言うと、廉に頭とか触られてるのにも反応する自分が気持ち悪くてどうしようない。
だから、あたしは廉の首に手を回してその気だと知らせる。
「…してよ。気持ち悪くてイヤなんだよ…」
廉はそのままあたしにキスしてから、あたしを抱き始めた。


