愛生:は?何言ってんの(笑)うちら、親友でしょ?(笑)



私は沙緒の方に手を置きながら、笑って言った。




ぱっ




沙緒は、私の手を勢い良く掃った。





夢:沙緒??




沙緒:うち、聞いたから。








『彩から聞いちゃったんだよね』











違う、沙緒のコトを言っていたんじゃない。






でも、その言葉が出てこなかった





早まる鼓動、脳内は真っ白になっていった




手が震え、真っ白になった頭がクラクラしてきた



夢を横目で見ると、目が潤んでいた








キーンコーンカーンコーン








チャイムが鳴り、一斉にクラスのメンバーが帰って行った








その中には、私達3人を見つめる彩の姿もあった










彩:^^






何を笑っているの





何がしたいの




何を吹き込んだの








彩:沙緒~、帰ろ~♪





沙緒:うん!





沙緒は私達をにらみ、彩と二人で帰って行った












カタン











力が抜け、床にぺたんと座り込んだ








足にかかるスカートは、私の涙で濡れていた















夢:どうしよう












私は涙を拭いて、やっと出てきた言葉が
















『あっちがその気なら......』













もう、笑うしかなかった