それからはもうバタバタで。


両親や親戚は近くに住んでいなくて、一応”彼女がいない“という正直先生からアパートの鍵を預かることになり。


入院の次の日に、正直先生の着替えや入院に必要なものを揃えて届けたし。


もうこうなったら、とことん世話をしてやろうと決めて、着替えの洗濯もしてやった。


何せ私は正直先生の『お姉さん』みたいなもんだし?


‥もともとの原因を作ったのは私なわけだし‥。


とにかく、退院までの1週間は職場と病院を行き来する日々だった。