「私にもよくわかんない。正直先生に守ってもらう筋合いもないし、何か相談したわけでもないし。」


「まあまあ。そんな冷たいこと言わないでさ。‥これから行くんでしょ?」


美和先生がそう言ってテーブルに頬杖をついた。


「え?どこに?佑くん連れてCOCOROで飲むの?さすがにかわいそうだよ。」


私は美和先生の隣でご飯をボロボロ落としながら、一人で一生懸命食べている佑誠くんのほっぺを触った。


「もう、とぼけちゃって。正直先生のお見舞いに決まってるでしょ?」


ニヤニヤと笑う美和先生の言葉に、思わず飲んでいたアイスコーヒーを吹き出しそうになった。