「‥で?傘に入れてもらって、正直先生のアパートにでも行ったの?」


私達は仕事が終わった後、美和先生の一歳半になる息子の佑誠くんを連れて、近くのファミレスに来ていた。


「何でアイツのアパートに行かなきゃいけないわけ?」


私はアイスコーヒーを飲みながら、楽しそうに笑う美和先生を睨んで言った。


「冗談よ、冗談。でも『みゆき先生を守りますから』ってどういう意味なんだろうね。」


まるで探偵が推理でもするかのように美和先生は真面目な顔をして首を傾げた。