「‥じゃあ、さっきも説明した通り、今日から新人の先生が入りますから。」


園長先生はため息混じりに言いながら、私に一枚の書類を渡した。


「彼、みゆき先生の年長クラスの副担ですからね。指導の方、よろしく頼みますよ?」


「はい。」


‥“彼”って、男の保育士?


なんかさらに面倒くさそうなんだけど‥。


私は園長先生から渡された書類に視線を落とした。