ラブ・ストーリー~可愛くない女~

「みゆき?」


「ゴメン、やっぱりちょっと疲れてるみたい。帰って寝るわ。」


「連絡、待ってる」とだけ言って慎也の頬にキスをした。


私は身だしなみを整えて、慎也のいる部屋を後にした。


慎也には甘えてはいけない。


面倒くさい女になってはいけない。


‥慎也に本気になったら‥私の負け。