ラブ・ストーリー~可愛くない女~

保育室のドアを開ける直前、ふと手が止まった。


「みゆき先生のこと、守りますから!」


昨夜の正直先生が突然言った言葉を思い出す。


‥あれは一体、何だったんだろう。


記憶にないけど、私‥酔った勢いで何か話して、弱味でも見せちゃったのかな‥。


そんなところを見せたとしたら‥恥ずかし過ぎる。


私は動揺隠すために、大きく深呼吸してからドアを開けた。