「‥あ、危なかったぁ‥って‥す、すみません!!」


正直先生が慌てて私から離れた。


「こ、こちらこそゴメンっ!も、もう大丈夫だから。また明日ね!」


私は逃げるように、正直先生に背を向けて歩き出した。


年下の男に偶然抱きしめられただけで、こんなにドキドキするなんて‥。


正直先生の華奢だけどしっかりとした胸と腕の感触が‥まだ残ってる。


‥ううん、酔っぱらってるからよ。


明日には全部忘れてるわ。