ラブ・ストーリー~可愛くない女~

「え?」


美和先生、さっきはまだ時間があるって言ってたのに!?


目が点になっている私に、美和先生はこっそりウィンクした。


「みゆき先生、ゴメンね。正直先生、みゆき先生のことヨロシクね。」


「ちょ、ちょっと!美和先生!?」


「じゃあ、また明日職場でね!」


手をヒラヒラ振って帰っていく美和先生の背中を見て、「やられた‥」と心の中で呟く私。