「‥あ、ゴメン‥電話が終わったら、話聞くね!」


私は正直の話の内容が気になりつつも、電話のタイミングに少し助けられた気がして‥。


急ぎ足で職員室に向かった。


職員室に入ると、園長先生が心配そうな顔をして私を見た。


「みゆき先生、妹さんからお電話よ。お父様に何かあったみたい。」


「え?父が‥?」


私は急に全身の体温が下がったような悪寒に包まれながら、慌てて受話器を取った。