ラブ・ストーリー~可愛くない女~

「‥え?」


「飲み物、用意しますね。」


そう言って康介さんは厨房から出ていった。


静かな場所で一人になると‥驚くくらい頭が冷静になった。


‥康介さん、きっと迷惑だよね。


私、一体何やってるんだろう‥。


でも‥それでもやっぱり、正直に会いたい‥。


朝、彼が頬にしてくれた優しくて甘いキスの感覚が‥まだ残っている。