ラブ・ストーリー~可愛くない女~

「あら、いつでもクラスを替わってあげるわよ?副担を卒業して、きちんと担任を持てるようになったらね。」


「みゆき先生の意地悪~!」


ほっぺを膨らませた綾乃先生を放ったまま、私は次のクラスに向かった。


「‥可愛らしい先生ですね。」


正直先生が思いだし笑いをしながら私の後ろについて来た。


「‥その手帳に”可愛い先生“ってメモしておいたら?」