「じゃあ、正直先生とみゆき先生は付き合ってるってこと?どうなの?みゆき先生?」


園長先生がハラハラした様子で私に聞いてきた。


横にいる正直先生もじっと私を見つめる。


「‥はい、付き合って‥います。」


私は一度、目を閉じてからそう答えた。


‥逃げてしまった‥。


自分の犯した罪から‥。


私の心臓が誰かに握りしめられたようにギュッと痛くなった。