ラブ・ストーリー~可愛くない女~

「慎也、やめてっ!この人は‥」


私は体からスーッと血の気が引くのを感じた。


「‥何が”俺の女“ですか。そのセリフ、息子の和樹くんの前でも言えますか?」


そう言われた慎也は、驚いた顔をして正直先生から離れた。


「‥おまえは‥何者だ‥?」


「‥この人は、うちの保育園の保育士よ。」


「‥保育士!?」


私がそう言うと、慎也は腰が引けた様子で後退りした。