ラブ・ストーリー~可愛くない女~

私の心の中は何とも言えない、イヤな気持ちでいっぱいだった。


「‥待ってください!」


私の後ろを追いかけてきた正直先生にグイッと腕を掴まれた。


「待ってください、みゆき先生っ!」


「‥離してよ、嘘つき!!」


私は腕を掴まれたまま、正直先生を思いっきり睨んだ。


「BAR COCOROに職場の人は連れてこないで欲しいって言ったのは正直先生じゃない!大切な場所だからって。COCOROは私にとっても大切な場所なんだから!勝手なことしないでよ!!」