ラブ・ストーリー~可愛くない女~

「‥そ、そうですよね。みゆき先生は年上がタイプだって言ってましたもんね。」


ホッとした顔をして、綾乃先生が呟いた。


‥私、そんなこと言ったっけ?


怒りに近い感情がフツフツと沸いてきた。


「私も彼氏と待ち合わせしてたんだけど、お邪魔みたいだから場所変えるわ。じゃあ、また明日ね。」


私はそう言って、扉を開けて走り出した。


‥一体、何なの?どういうこと?