ラブ・ストーリー~可愛くない女~

「もしかして、みゆき先生もだし巻き玉子を作れちゃったりするんですか?」


「まあ、一応ね。」


「へぇ、食べてみたいなぁ。」


正直先生の笑顔に、不意に胸がトクンとなった。


‥完全に正直先生のペースじゃん。


そ、それにコイツは私のこと、『お姉さん』みたいに思ってるだけなんだし!


笑顔に騙されて、振り回されるのはイヤ。


冷静に‥冷静にならなきゃ。