ラブ・ストーリー~可愛くない女~

そこまで話して、私はハッと我に返った。


「‥って、何言ってるんだろうね、私。こんなつまらない話、忘れて?」


私は恥ずかしくて赤くなった頬を隠しながらカクテルを飲んだ。


「頑張り屋さんなお姉ちゃんだったんですね。子ども達に対する声掛け聞いてて、そうなんじゃないかと思ってました。」


正直先生が嬉しそうに私を見た。


「え?そんな感じに見える?」


「はい、きっと弟さんか妹さんがいるんだろうなぁって。みゆき先生の保育ってお姉ちゃんが小さい子を見守ってるようなとこがありますもん。」