でも、言えない。

「やっぱお前は強いよな。こんな人間でごめん。俺の方こそ、今までありがとう」


謝んないでよ。
笑わせないでよ。

あたしは強くなんかない。

ただ強がって…自分を作って…

どうしようもない臆病な人間だ。



「じゃあ、お幸せに!バイバイッ」


なんで私、笑ってんの?
ここは泣いて、泣き叫んで、別れたくないって言うところでしょ?


「俺さ、お前に出会えて良かった。好きだったよ?マジで。じゃあな!」

そう言って彼は、さわやかな笑顔と共に公園を後にした。