兄妹の罪




ママはわたしに、ふわりと微笑んだ。


わたしには、それが哀しいくらい綺麗で怖くなった。


「ママ……っ」


わたしは、必死で血を止めようと傷口を抑える。

しかし、おにぃちゃんは何もしなかった。