「井上!?泣き止んだ!?
大丈夫か?」

抱き締めてくれていたのが
柴崎くんだと知り
焦っていると

「やっぱり家まで送ろうか?」

と言ってきた。

柴崎くんに
気を使ってもらうのは
嬉しいが
こんなことがみんなに
バレたら大変なことになると
思ったあたしは
思わず柴崎くんを
突き飛ばしてしまった