「そろそろ返してくれない?」

「なによ、もう少しぐらい
いいじゃない」

「暗くなる前には
帰したいし」

「そんなのはあんたが
送ればいいだけの話でしょ
瀬那ちゃん夕飯食べていって」

「えっ!?それは悪いので
もう少ししたら帰ります」

「大丈夫!どんなに遅くなっても
玲哉に送らせるし
なんなら泊まっちゃう?」