遠くで目覚ましのアラームが鳴る。 段々覚醒していく私の耳にはっきり聞こえるようになると、 ようやく私は時計に手をかけた。 すぐに大くて暖かい手が私の手に被さる。 「おはよ、ちょこ。」 眠そうなけーちゃん。 「おはよう。」 そして、けーちゃんはベッドから起き上がった。 「…まだ6時半だし寝てれば?」 「んー…。」 そう言いながら洗面所へ行く、けーちゃんを見送って 私はキッチンに行く。 「…朝ごはん、何しよう。」