鬱女と天然男

キーンコーンカーンコーン

やべっ、チャイム鳴った…
私は買ったはいいが結局飲めなかったナタデココ茶を持って教室へ向かった。
次は体育か。
確か男子はプールで女子がバレーだっけ。

体育は苦手だ…
そんなことを思いながら私は教室へ体育着を取りに向かった。

…が

男子が着替えてて取りにいけない…
女子はもうすでに体育着をもって更衣室に向かってる。

男子たしを待ってたら遅刻する
体育教師厳しいから面倒なのに…

私がうなだれていると教室の扉から斎藤和也が現れた

「あれ?どうした?」

よりによってこいつか。
なんか苦手なんだよな、つか天然が苦手。

「いや、ちょっと忘れ物…」

「え!マジで?!取ってこようか?!」

「え⁈本当か!助かる!!」

藁にもすがる思いで取ってきてもらおう
いやー、助かった。

「じゃあ取ってくるー、あ。君名前は?」

「え、あぁ。桐谷…」

なんで名前を聞く必要があるんだ。
まあいいや

つかもうすぐで授業始まる!
早くしろ斎藤和也!

「取ってきたぜー、いやー席知らなかったから近くの人に教えてもらったんだけどさー、親切だよなー。つか男子が女子の体育着もってくんのって結局変な目で見られ…」
「ありがとう!じゃ!!」

いや話長くて遮ったのは悪いがこちとら急いどんのじゃ!!
早く行かなきゃ