「あっ、知花。お帰り」


「遅かったね?大丈夫?」



いつもの二人で笑いかけてくれる。



この二人がいなきゃ…私は…。



「「へ!?」」



私は二人に抱き着いてた。



「知花?どーしたの?」


「お腹痛いの?」



お腹より胸が痛いよ。



湊に感じてた痛みじゃない哀しみの痛み。



「知花?」



凄い心配した顔で二人が私を見てる。



「…私に悪い所あったらすぐ言ってね!?私は二人が大好きだから…。嫌われたら生きていけないよ…」


「「はぁ?」」


「知花ちゃん…二人に愛の告白?あはは。可愛い〜♪」



亜紀ちゃんが爆笑しながら私達を見てる。



「亜紀!知花は真剣なんだから馬鹿にしない」



湊が亜紀ちゃんを叩いてる。



でも今は関係ない!



「知花…。話しが全然見えないけど…。知花を嫌いになる事はないから心配しないで?私も知花が大好きだから。」


「彩乃…」


「知花を嫌いになる方が無理だから。逆に私の駄目な所も言ってね?私も二人に嫌われたら生きていけない自信あるよ」


「翠…」




私は本当にいい友達に恵まれました…。