胸キュン




ガラッ!



お腹痛いよー…。



ガチャン。



トイレの中に入ったと同時に誰かが入って来た。



「話し合いまとまんねぇし!」


「皆、自分勝手だからね。まとめるって方が無理でしょ。」


「こーゆー時に小夏がいればねぇ。」



あっ…古下さんの友達の子だ…。



やっぱり古下さんと同じ班になりたかったのかな



「でもさぁ…友達より男とるってどーよ…」


「だよね!普通は友達でしょ!?小夏って絶対友達裏切る子だよね。」



え…?



「たいして可愛くもないくせに千崎さんとか瀬川君の班に行くのとかチャレンジャーだよね。」


「ありえないよね。自分の顔ちゃんと見ろっつーの!」



酷い…。友達なのに…。



どうして友達の事をそんなふうに言うの…?



「行こ?」



嫌な事ばかり言って古下さんの友達はトイレから出て行った。



私は出て行った姿を見てトイレの中から出た。



哀しくて…酷くて…吐き気がした。



もしも…彩乃や翠に同じ事を言われてたら…私きっと学校来れない。



早く二人に会いたい!



体が動いて教室まで走っていた。