「千崎さん!」
「え?あっ、相田君?」
「練習さ、休憩時間でいいかな?」
「え?うん。相田君がいいなら全然いいです。」
「あは。何で敬語?」
「あっ…何となく…」
「千崎さんっておもしろいね。ペアよろしく」
「あっ…私…運動神経ないから…迷惑かけちゃうかも…」
「へぇ。意外だな。運動出来そうなのに。」
「ううん。全然出来ないんだ。ごめんね?」
「いいよ。ペアなんだから心配しないでいいよ。迷惑とかそんなのないからさ。」
「ありがと。相田君っていい人だね」
だけどやっぱり…迷惑かけないように頑張ろう。
「なら後でね。休憩時間に」
「わかった。」
相田君は爽やかに去って行った。
「湊!合同リレーのメンバーが集まってる所に行こう?」
「……」
「え?湊?」
湊は不機嫌そうな顔で歩き出した。
え…?私…何かしたっけ?
怒らせる事はしてない…よね?
「湊!何怒ってるの?どうして不機嫌な顔してるの?」
「別に怒ってねぇから」
「怒ってる!だっていつもの湊じゃないもん。私馬鹿だから言ってくれないとわかんないよ」
ちゃんと言ってくれなきゃわからないよ…。
私…また湊を傷つけた?
「ただたんに…嫉妬だから…///////」
「え…?」
嫉妬…?何で?今どこで嫉妬した?
「…嫉妬?」
嫉妬って…嫉妬だよね?
あっ!!!もしかして相田君と話してた時?
だけど…友達としてだし嫉妬する場所あった?

