志保は結婚式の準備などで
なんどか春乃と会っていたが
そのたびに、素敵な大人の人だなぁと思っていた。
「春乃さん。建志はお仕事?」
「あっ。はい。リュートさんが迎えに来て
お出かけになりました。」
「ナナ。春乃さんの今日のご予定は?」
「特にはございません。旦那様から奥様を休ませるようにと
仰せつかっています。」
「そうーー。」
志保はちょっと考えるように
うつむいてから、
春乃を見つめて、にこりと笑った。
「ねぇっ。春乃さん。
建志を見に行かない?」
「え?」
「白衣の建志。見たくない?」
ーーー見たい…カモ。
春乃は思わず顔が紅くなる。
「あら、正直ね~。
さすが建志だわ。もうこんなに愛されてるのね?」
ふふふと志保は笑った。
春乃は指摘されて、焦って顔を隠す。
建志の白衣姿を想像して
また顔が紅くなってしまった。

