海はキラキラ太陽の光を反射して、 なんだか目を奪われる。 何人かが奥でサーフィンを楽しんでいるようだった。 夏樹さんが車を止めたのは 海沿いの一軒の喫茶店だった。 「春ちゃん。どうぞ。」 「ありがとうございます。」 スマートに車の扉をあけられて、 手を添えられる。 「あの…ここはーー」 「カフェ。」 曖昧に笑って 夏樹さんは私の手を引いて 店の中に入った。