だけど、私は絶対に学校を休まなかった。

最初はストレスからくる胃腸炎や膀胱炎などで体調を崩して休まざるおえなかったが、それでも他のことでは絶対に休まなかった。


だって学校を休んでしまったら負けのような気がして、とても不快だったから…。
あんな奴らに負けてなどいられない。
そう自分に言い聞かせては重い体を引きずりながら学校へと登校していた。


事実それらが2ヶ月程続いたある日。
私は、いじめられることになんの抵抗も感じなくなっていた。

なんだかんだと聞き分けのない赤ちゃんに言っても通じないように、クラスの人達にやめてと言ったところでやめてくれるはずはない。

それを理解し、また他の人が嫌な思いをするくらいなら別にいいかとさえ思ったら何も感じなくなっていた。


皆が私を見限ったように、私も皆を見限った。


そして、その日から私は新たに一人遊びを覚えた。
それは可哀相な人達がとっている行動を観察すること。