見上げた背中






「コラ」




ぇえっ!?

ゆ、悠先生!!!



目の前には真っ白い風景......


って、これ先生の白衣じゃん!!



「ゆゆゆ悠先生、ごきげんうるわしゅう......」

「何がうるわしゅうだ、バカ」



わぁぁーっ!



目の前に、
白衣を着た先生が立ちはばかる。



まー、でけーでけー。

近くで見るとすごい迫力...!!




「裾」

「.........はい??」

「スカートの裾見えてたんだけど...最初から」



ゲッ...!


やっぱりあの時気のせいなんかじゃなかったんだっっ!!


「ご、ごめんなさい......」

「ん。」

「......った!!」


謝った私に、先生は一発チョップをくらわすと、


「見逃すのは今回だけだぞ?バーカ」

と言って笑った。