君色Diary

「なんで……買っちゃったんだろ……」



半透明の、黄色の液体を太陽に透かす。

それはキラキラと光って。



「…せっかく、思い出さないようにしてたのになぁ……っ」



こんな大切な思い出のものを買ってしまったら最後。

空くんのことを、思い出さずにはいられない。

アイスのことで頭をいっぱいにしようとしていたのに、それは全て空くんのことへと変わる。

同時に、昨日の光景も一瞬で思い出して。



「ヤダ……思い出したく、ない……」



震える声。

ギュッとジュースの持つ手も、微かに震えて。

照りつける暑さも気にせずに、あたしはコンビニの前で思わずしゃがみこんだ。