ほんと、うぜぇ......俺は怜しか好きじゃねぇっての。
すると怜が俺の手をギュッと握る。...不安になったんだろうな、きっと。俺も怜の手をギュッと握り返す。
そして渚に断る。“怜が好きだから”と怜にも聞こえるように。
それでも渚は“諦めない”と言う。...めんどくせぇな、こいつ。もう勝手にしろ。
“俺は怜と別れるつもりなんてない”ときっぱり言ってやった。そういうと渚は言葉をつまらせていた。
俺たちは部屋に戻った。戻る途中、俺はすれ違うクラスメイトに見せ付けるかのように、怜と手を繋いで歩いた。誰に何を言われたって、俺は怜を離さない。

