そして、あたしの肩にぴょこっと顎を乗せた。


「ねぇ、ご飯まだぁ~?」

「もうすぐ出来るから、向こうで待ってて」

「は~い」



そう言って、ちょっと口をとがらせ、ミニトマトを一つつまみ食いして、居間に戻っていく啓ちゃん。

ずきゅ~ん!



か、可愛い。

何か今日は、子供みたいな啓ちゃん。

いつもより甘えん坊。




何かこういう図、すごい憧れてた~!

何か新婚さんみたい!




て事は、あたし新妻?

きゃ~!!



料理を食卓へ運び、啓ちゃんを呼ぶ。




「美味しそう~!」



可愛い黄緑とオレンジのリンゴのランチョンマット。

2つ並んだオムライス。



そして2人、へへっと笑い合って一緒に手を合わせた。




「いっただきま~す」

「ケチャップで、お互いのに描こうよ。はい!こっち」

「え~本当にやるの?」




何て言いつつも、啓ちゃんのお茶目な意見に、あたしも大賛成。




「じゃじゃじゃじゃーん!」