「傷をつけているとき。

精神がすべて手首に集中される。

その数秒だけ。

すべてが忘れられる。」



「本当はない音が聞こえる。

私には何が起こっているの?」


その時期は、どんどん集中力が衰えていた。
いつも眠い。

そんな日が毎日だった。