「ザキ、ちょっとこっち来い。俺の部屋に運ぶのを手伝ってくれ。リリィ、お前に頼もうと思ったが・・・まぁ、お前が運ばなくても横に居りゃ多分いいだろう。容態とかは部屋でゆっくり話す」
リリィはジークの言葉が耳に入ってるのか、そうではないのか、無反応でソファの上に視線を落としている。
「ジーク、呼ばれても俺ここには入れねぇよ!ったく・・・・バル様、俺、入っていいんすか!?」
いつも不機嫌そうながらも精神は安定してるザキの声が、イライラと荒れている。
構わん、今だけ許す、と許可を貰うとあっという間にリリィのそばに駆け寄った。
リリィは白フクロウさんの体を震える指でそっと撫でてる。
白い布の上に横たわる姿は呼吸で上下はするものの、ピクリとも動かない。
「・・・ジークさん。ね、どうしてこんなにぼろぼろなの?何があったらこんな風になるの?・・・白フクロウはすごぉく強いんだよ、白い閃光なんだよ。何人相手しても負けないんだよ。・・・ね、どうして―――?」
涙交じりの小さな声。
震える小さな肩をザキの手が優しく包む。
「リリィ、これはなぁ・・・羽が乱れてるしガーゼが大きくて見た目は酷いが、大丈夫なんだぞ。俺の部屋でゆっくり説明するから。兎に角リリィは運ぶの手伝ってくれ。な?」
ザキに支えられながら立ち上がり、リリィは白フクロウさんの体にゆっくり手を伸ばした。
「うん、私が運ぶから・・・大丈夫だよ」
ジークの後に次いで白フクロウさんを大切そうに抱えたリリィ、その横を心配げに支えながら歩くザキが通り過ぎていく。
「ではバル様、また後ほどに―――」
「うむ、後で寄る」
ぱたんとドアが閉められ、室長も部屋の外に出ていてバルと二人きりになった。
疑問に思うことはたくさんある。
私の知らないところで何か大きなことが起こってるような、そんな気がする。
「バルは、何か知ってるの?」
「何か、か。知らない、と言ったら嘘になるが、まだ知っているとも言えないんだ・・・すまんな、全部分かったら教える。今だと無駄に惑わせそうだ。俺が守っているってことだけじゃ駄目か?」
今でも十分に惑わされてるけれど。
内緒にしてるのは、私を守るためだって、頭では理解してるつもりだけれど。
「知ってることだけでもいいわ。お願い、教えて欲しいの」
「うむ、仕方ないな・・・ならば、逆に聞こう。お前は、何を、知りたい?」
リリィはジークの言葉が耳に入ってるのか、そうではないのか、無反応でソファの上に視線を落としている。
「ジーク、呼ばれても俺ここには入れねぇよ!ったく・・・・バル様、俺、入っていいんすか!?」
いつも不機嫌そうながらも精神は安定してるザキの声が、イライラと荒れている。
構わん、今だけ許す、と許可を貰うとあっという間にリリィのそばに駆け寄った。
リリィは白フクロウさんの体を震える指でそっと撫でてる。
白い布の上に横たわる姿は呼吸で上下はするものの、ピクリとも動かない。
「・・・ジークさん。ね、どうしてこんなにぼろぼろなの?何があったらこんな風になるの?・・・白フクロウはすごぉく強いんだよ、白い閃光なんだよ。何人相手しても負けないんだよ。・・・ね、どうして―――?」
涙交じりの小さな声。
震える小さな肩をザキの手が優しく包む。
「リリィ、これはなぁ・・・羽が乱れてるしガーゼが大きくて見た目は酷いが、大丈夫なんだぞ。俺の部屋でゆっくり説明するから。兎に角リリィは運ぶの手伝ってくれ。な?」
ザキに支えられながら立ち上がり、リリィは白フクロウさんの体にゆっくり手を伸ばした。
「うん、私が運ぶから・・・大丈夫だよ」
ジークの後に次いで白フクロウさんを大切そうに抱えたリリィ、その横を心配げに支えながら歩くザキが通り過ぎていく。
「ではバル様、また後ほどに―――」
「うむ、後で寄る」
ぱたんとドアが閉められ、室長も部屋の外に出ていてバルと二人きりになった。
疑問に思うことはたくさんある。
私の知らないところで何か大きなことが起こってるような、そんな気がする。
「バルは、何か知ってるの?」
「何か、か。知らない、と言ったら嘘になるが、まだ知っているとも言えないんだ・・・すまんな、全部分かったら教える。今だと無駄に惑わせそうだ。俺が守っているってことだけじゃ駄目か?」
今でも十分に惑わされてるけれど。
内緒にしてるのは、私を守るためだって、頭では理解してるつもりだけれど。
「知ってることだけでもいいわ。お願い、教えて欲しいの」
「うむ、仕方ないな・・・ならば、逆に聞こう。お前は、何を、知りたい?」


