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好きなのにいつかは離れていってしまう恋というものがぁたしには理解できない。
嬉しい気持ち、愛しい気持ちもあったはず。
それでも離れていって
しまう恋とは何だろう…?
―――――――
-…ゼイッッ―…ゼイッッ…
「もぅ…式…始まって…るし…」
ぁたしはヒヨコが出すような
か細い声しか出なかった。
体育館から式の
アナウンスが聞こえてくる。
…ってことはママも
間に合わなかったんだ…。
―…仕方ないか!
自分の楽観的思考が
ママ譲りだとつくづく
思う(笑)
ぁるいみ数少ない長所でもある。
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