同時に、私は蓮に会う手立てを失ってしまった。

もう、蓮の近くに行くことは二度とできないのかもしれない。

大介と連絡が途切れ、時間が経つほどにそのショックは現実的な事実として迫ってきた。

私の手元には、JESSICAが自主製作した1枚のCDが残った。

ただ、それだけだった。