運命とかいう言葉がちらつき、蓮と恋人同士になる空想が私の中で止まらなくなった。

大介の部屋に泊まる事も辞めた。

そうする事で大介と少しずつ距離を置くようにしているつもりだった。

日帰りが増え、打ち上げでメンバーと過ごせる時間も減ってしまったけれど、一緒に居る時間はなるべく蓮の近くに居るようにした。

ライブ中は歌う以外、ほとんど話さない蓮が笑うととても可愛い事を知った。