真里奈が掴んだ真実を巡って...。
闇が、静かに動き出していた。
現在、警視庁交通課の安藤 大地(25)
その安藤に事情を話した。
「頼みがある。
今から、交通課の瀬崎さんに聞こえるように
この事を話す。
ちっちゃい声で。
話し終わったら、あたしが瀬崎さんのところに行って、
愛の事件が隠蔽されてる事を話す。
それでもし、安藤に何かあったら、犯人は瀬崎さん。
そういう事になる。
あたしが絶対守るから。
協力して。
あたしは今、警察内部の人間を誰も信じてない。
もしあんたが裏切って、余計な事したら迷わず撃つから。
裏切る時は、死ぬ覚悟が出来てから。
そういう事やから。
よろしく。」

安藤は真里奈の言葉に、ただ真里奈自身の強さを感じ、
協力したいと思った...。

それから3日後。
安藤が無断欠勤している事を知った。
電話繋がれへん。
嫌な予感がする。
そう思って真里奈がまず向ったのは...。
警視庁本館2F、交通課。
瀬崎さんのところだった。