「ん~っ」 刀太と女は私たちの目の前でキスをし始めた。 「ナルっ前のやつら激しくね??」 『うん…』 まだ上映時間まで時間があるから人数が少ない。 目線が刀太たちから離せなかった。 「ナル…?」 『へ??葵君ごめん。ぼーとしてた。』 「いーけど。俺らもしちゃう??」 『へ??ーーんっ』 重なる唇。 いつもは幸せになるのに…。 なんで?? なんで私はこんなに刀太たちのことをきにしちゃうんだろ。