冷たい風がすこしずつ酔いを覚ます。 「お前さ、最近刀太と連絡とれてねぇの?」 『え…』 なんでしってるんだろ。 「さっきずっといってたし」 『言った…かも』 ずっと刀太~っていってたもんね。 「どれくらい??」 『うーん。今は2週間あいてる』 「捨てられたんじゃね?」 そんなこと…ないって信じたい。 指輪を見つめる。 あれ… ない。 指輪がないよ!!! 『指輪…ない』 「そんなやつ止めたら?」 追い討ちのような言葉。