だからギューって抱きついて眠った。 ――――――― 『ん…?』 目を覚ますと刀太がいなくて… 『刀太どこ?』 ヤダっ… いなくなっちゃヤダよ。 「ナル?」 『と…うた』 「なに泣きそうなってんだよ。」 『だって…なんかいなくなっちゃいそうだったから』 「俺はいなくならねぇ傍にいる」 『うん』 「不安?」 『…大丈夫』 「ぜってぇ傍にいるから」 刀太は抱き締めてくれた。