「恵菜が俺守ってくれたんだな」



なのに…ずっと俺は…。


熱いものがぐっと込み上げてきて目の前がボヤける。


「ははっ…ほんと俺ばか」


いつもは無口な俺が一人しゃべりまくった。


「恵菜…手紙読むぞ」


少し間をあけてさっきの手紙を取り出してよんだ。


いつも俺の妹のように見ていた女。


体が弱かったって聞いたのは久宇たちから聞いた。

あいつらは葬式にちょっと顔をだしたらしい。


泣いてた3人もけいそっくりな恵菜をけいだと思い込んでいた。