「 ・・・・別に 」
少し緩んでいた腕の力が
ぎゅっ、と強くなって
後ろから強く抱きしめられた。
先生の腕にそっと手を添えながら
聞こうか、聞かないでおこうか、って
しばらく悩んで、
「 ・・・・私、なにかした・・・? 」
聞いてしまった。
振り向きたいけど
先生の力が強くて
身動きがとれない。
1日一緒に過ごせて
後夜祭も一緒に、なんて
私にとってすごく嬉しいことなのに
先生が怒ってると思うと
何も言えなくて、できなくて・・・
機嫌、直して欲しいな・・・
なんて思っていたら、
先生の腕の力がふっ、と緩んで
バッと振り返った。

