誰も居なくて、窓もカーテンも 締め切った書庫は真っ暗だった。 その隅で膝を抱えて 声を押し殺して泣いていた。 ・・・・・分からない。 だって、どっちも大切で。 だけど、先生のモノで居たかった。 私、どうしたら────────────・・ 「 ・・・・急に走って行くな 」 この、大好きな人のモノで 居たかった・・・