あともう少しで意識を失いかけた時、急に目が覚めた。
「ん・・・?」
「キッシシシシシシ・・・・・・・」
笑っている・・・?それもまた無邪気に笑う子供のように。
「ビックリした?さっきのはうそだよ、嘘。」
あわててナイフで刺されていた所を見てみると、そこには何も無かった。
「どうしてこんなことを?」
「君の苦しむ顔が一番きれいだからだよ。まあ、普段の君も十分に綺麗なんだけどね。」
キシシシシと笑う度に彼の口から覗いている歯。
それは、人間の歯とは相当かけ離れた長くて鋭く尖っていた。
「まあ、お遊びはここまで。じゃあ早速頂いちゃうかな?」
「やめ・・・・!!」
細長い指が太ももあたりをゆっくりとなぞってゆく。
なんだかくすぐったいが、気持ちも悪い。


